更新日 2025.2.25
看護と思索
細川順子[著]
46判 横組み 248頁
定価2860円(本体2600円+税)
(2025.3.15)
災害の記憶を
つなぐ
大学女性協会 [編]
46判 縦組み 216頁
定価(本体1,800円+税)
(2023.5.21)
 
統合失調症急性期
看護学
患者理解の方法と
理論にもとづく実践
阿保順子 岡田実
東修 那須典政 [共著]
B5判 2色 176頁
定価(本体2,500円+税)
(2021.9.16)
ミューチュアル・
アクションリサーチ
M.ニューマン“拡張する意識とし
ての健康”の理論にもとづく
質的・実践的・協働的看護研究法
三次真理 遠藤惠美子
[共著]
A5判 200頁
定価(本体2,500円+税)
(2021..5.25)
人間の「つながり」
と心の実在
意味のある偶然あるいは
超常的な事実の心理学
笠原敏雄  [著]
A5判  上製 550頁
定価(本体6,800円+税)
(2020.2)
回想アクティビティ
ハンドブック
バーニー・アリゴ
梅本充子  中島朱美
[共著]
A5判  2色 296頁
定価(本体3,300円+税)
(2018.6)
           

新刊(2025年3月15日発行)・・・発売中

『看護と思索』


細川順子[著]
46判、並製(ジャケット、帯)、横組み、248頁
定価:2860円(本体2600円+税)
ISBN978-4-902630-33-6

看護にはまだ、語られるべきことがたくさんある。
科学は、臨床看護の「至福の体験」を伝えてくれない。看護における「最善」の追求、それが「自然体」として行なわれる理想、ケアリングのわかり方と伝え方、事例に頼ることの限界、……看護師・教師を人生そのものとする著者(86歳)による、現在進行形の思索。

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...........2025.2.22

新刊(2023年5月21日発行)・・・発売中

『災害の記憶をつなぐ』


大学女性協会 [編]
46判、並製(ジャケット、帯),216頁
定価:1980円(本体1800円+税)
ISBN978-4-902630-31-2

昭和、平成の災害の記憶を風化させないために、次世代へ語り継ぐ。発災直後の体験、その後の生活対処、支援、さまざまな気づき。防災対策、被災者支援、復興事業に不可欠なジェンダー/女性の視点。災害は「忘れたころにやってくる」のだとすれば、災害への備えの第一は、災害の歴史とともに被災体験の事実を「忘れないこと」でなければならない。50代~90代(阪神淡路大震災当時60代)の70名を超す女性たちの発言集。


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...........2023.5.26

新刊(2021年9月16日発行)・・・発売中
『統合失調症急性期看護学 
―患者理解の方法と理論にもとづく実践』

阿保順子 岡田実 東修 那須典政 [共著]
B5判、並製(表紙:雁垂),2色刷、176頁
定価:本体価格:2,500円+税
ISBN978-4-902630-30-5

精神科看護の専門性がもっとも問われる統合失調症急性期看護をテーマに掲げた唯一の本であり,患者理解の方法(独自の理論モデル)をふまえることで統合失調症の看護が「わかる」と定評の『統合失調症急性期看護マニュアル』(2004年初版,2009年改訂)を全面的に刷新。“精神構造と保護膜”理論の現時点における決定版を期した。さらに,理論以前の基本的に重要な倫理,実践知,処遇,治療に関しても新たにページを割くことにより,総合的な学習ニードに応える一書に進化した。それに合わせて書名も一新,精神科看護師の専門的実践を支える「看護学」を標榜する。

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...........2021.9.13

新刊(2021年5月25日発行)
『ミューチュアル・アクションリサーチ
──M.ニューマン“拡張する意識としての健康”の理論にもとづく質的・実践的・協働的看護研究法』

三次真理  遠藤惠美子 [共著]
A5判、並製(ジャケット)、200頁
定価:本体価格:2,500円+税
ISBN978-4-902630-29-9

ミューチュアル・アクションリサーチ(MAR)は、M.ロジャーズやM.ニューマンの看護理論を踏まえたプラクシスであり、看護ならではの実践的・質的な研究方法であり、著者(遠藤)を創始者とする。研究者と研究対象者が相互的な関係(パートナーシップ)を結び協働的に研究を推進し、目標に向かうプロセスを重視する方法の意義を論じるとともに、MAR実施の手引きとして、プロセスの各局面における具体的な留意点をまとめた。MARの魅力と醍醐味は、当事者の主観的な“願い”に発して、「らせん状に進化する」研究のプロセスそのものにある。それを伝える実際例の紹介に多くのページを割いたのも本書の特徴。さらに、理解を深めるために、M.ニューマン論(補章-1)、質的研究方法論(補章-2)を加えた。
質的研究のニューパラダイムの宣言‼ ミューチュアル・アクションリサーチ(MAR)の入門書にして、決定版です。

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...........2021.6.9

新刊(2020年2月10日発行)
『人間の「つながり」と心の実在 
──意味のある偶然あるいは超常的な事実の心理学』

笠原敏雄 著
A5判、上製、550頁
本体価格:6,800円+税
ISBN978-4-902630-28-2

偶然でも,必然でもない。
数々のふしぎな出来事,唯物論では説明できない“奇跡”
“運命”“共時性”“憑依”・・・・・超常的な現象のパノラマから
浮かび上がる心の存在。進化論を射程に入れた論究。
「本書の目的は,人間の社会生活の中で起こる出来事には,通常の因果関係では説明できない“意味のある偶然”が存在し,そこには,人と人とを結ぶつながりのようなものが潜在している可能性が少なからずあることを明らかにすることにある。」(著者)
心の理論は新たな展開へ

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常備セット出荷(2019年9月)
常備店へ、新しい常備セットの出荷を完了しました。
小社の本を手にとってご覧いただける常備店(→こちら)を是非ご利用ください。

『回想アクティビティハンドブック』の紹介記事
・“ベストナース”2018年9月号、ブックレビュー
・“コミュニティケア”2018年9月号、BOOKS欄
・“地域保健”2018年11月号の情報BOX欄…評者は白井美樹(ライター)氏。

...........2020.3.3
ニュース続き
自殺未遂患者に対する看護師の態度とその変容 津波避難学
身体へのまなざし 看護師が行なう2型糖尿病患者の療養支援
がん看護から 高齢者のせん妄
ケアリング プラクシス 外来がん看護
エンパワメント支援の理論と実際
グループ回想法実践マニュアル がん看護へのことづて
コラージュを聴く
対人援助としてのコラージュ療法
本心と抵抗
自発性の精神病理
 自殺の看護 考えるがん看護
 暴力と攻撃への対処
精神科看護の経験と実践知
看護をとおしてみえる片麻痺を伴う脳血管障害患者の身体経験
     
 編集雑記

2025年2月某日
  久しぶりの新刊はまたも2年ぶり。体を壊して何度か停滞を余儀なくされたのと、市販本ではない仕事を1つ入れたこともあるが、昨秋の進行具合では遅くとも年内発行を見込んでいた。一筋縄でいかないのはいつものことだが、亀の歩みでやっとゴールにたどりついた。印刷された本文、表紙、ジャケット、帯の一部抜きを確認し、本づくりの工程を全うした満足感とともに、今は製本の上がりを待つだけである。しかし、発行、発売する会社としては、営業・販売に関するノルマも果たさなければならない。それに関しては後悔が先に立つ。今回も、場当たり的というか芋づる式に出現する課題をこなすのに追われただけ。販売促進に先手を打てた例しがない。当ウェブサイトの更新がまだだったというのが、まさしくそれ。JPRO(出版情報登録センター)に登録したデータが自動的に伝わり、既にネット上の書店では発売予告がされている。アマゾンでは予約注文もとっているというのに、発行元の広報がなくては大いにまずいだろう。
 こちらも更新は2年ぶりで、もうそんなに経つことにうろたえてしまう。年をとるほど月日が早く過ぎるというのは本当だ。それだけ「私の速度」が遅くなったのだ。同じことに倍時間がかかれば、時間は2分の1の値に等しい。この先ますます時間は早く経つ。そして、この年になると、そのような自然には抗えないことを知っている。とすれば、漫然とやり過ごすのでなく、仕事(山本周五郎は「為事」と書いた)にも楽しみにも専心する「今」を大事に生きなければならない。結構本気で、切実にそう思う。
 前回の雑記を読み返したら、今もまったく同じ旧態依然の感慨に沈むしかなかった。変化する時代に取り残された者の無益な繰り言かと反省してみるが、私の「今」に直結する本意であり、愚痴る気持ちではないことを確認する。ただ、変わらない私を尻目に時代は変わり続ける。今回も、指定した用紙がことごとく廃番になっていて調達できなかったり、新刊案内のFAX送信が不通で、主立った大書店のいくつもが昨年閉店したことを知ったり、その変わり様はうれしくないことばかりである。自分のことよりも、製紙や印刷、それに書店などの業を担う会社経営の苦労を思ってしまう。それにしても、時流とは何だろうか? 時流に染まらなければ時流に乗れず、それでは社会に背を向ける生き方になるのだろうか。なんだか「連帯を求めて孤立を恐れず」みたいな気持ちにもなってくるが、「流れに棹させば流される」心配だけはない、と思うことにする。
 木内昇の小説『雪夢往来』を読んだ。近くの書店で目にとまったのは「意味のある偶然」と言える。小説の新刊本を漁る習慣はなく、積ん読も多いのであるが、これはすぐ読み始めた。鈴木牧之が『北越雪譜』を書き、それが刊行されるまでの40年間の物語である。配された人間像もそれぞれ際立ち、かなりの長編だが少しも飽きることなく一気に読み終えた。帯には「名著が世に出るまでの風雪と虚々実々の江戸出版界を縦横に描ききる」とある。200年前の江戸時代、出版業者がいて業界があった。もちろんそれを求める広大な読者が存在した。牧之は一人机に向かって書き、それが本になって読まれる「夢」を持ち続けた。出版が夢となり、その夢を出版業が叶え、読者は夢を買った。絵師もいれば、彫師も摺師もいる。本は、そのような人々の夢の結晶なのだ。そんな時代のなんと興趣に富むことか。
 ひるがえって、デジタル化による「便利」が進む現代の味気なさを、またまた思ってしまう。誰がどんな夢を持てているのだろう。誰もが簡単に発信でき、世界中に迅速に届いてしまう。夢見る間もないのではないか。本だって、アマゾンのオンデマンド出版を使えば簡単に出せる。夢などいらない。それまでの人の協働関係を前提に形成されたさまざまな「業」が、人を介さない自動的なテクノロジーに置き換わっていく。実に夢のない話だ。
 私は観ていないが、今年の大河ドラマの主人公は出版業、蔦屋重三郎だという。どのように「夢」が描かれるのだろうか。


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