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高齢者ケア施設の需要がますます高まるなかで、認知症を有する人が施設で暮らすうえでの様々なリスクにいかに対応していくかということは、今や全国的な課題です。編者らは介護保険施設へのリスクマネジメントの導入と理論化をめざして研究を進めてきました。研究成果発表会として企画されたシンポジウム「介護保険施設における認知症高齢者のリスクマネジメント―看護研究者とケア提供者の協働による方法論の展開」(H18.8)は盛況でした。その講演・発表をもとに本書が生まれました。職員の意識変革と主体性発揮による取り組みから、介護のプロフェッショナリズムの胎動が聞こえてきます。 |
【編者】ゆあさみちよ:順天堂大学医療看護学部准教授(高齢者看護学) |
【主要目次】 |
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I 施設に暮らす認知症高齢者のためのリスクマネジメント |
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A 介護保険施設におけるリスクマネジメント総論
B リスクマネジメントとケア
C リスクマネジメントの推進
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II リスクマネジメント活動推進の実際−研究者と施設スタッフの協働によるアクション |
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A 異食のあるAさんへのリスクマネジメントーケア検討会を起点とした取り組み
B 事故防止委員会への参加的支援―転倒事故を繰り返す高齢者へのリスクマネジメント
C 「予防」から「よいケア」への意識改革―リスクマネジメント活動のサイクルに沿った展開
D スタッフとの茶飲みミーティングー主体性尊重とエンパワメント
付.X 施設で大腿骨骨折した認知症高齢者の家族の体験と思い
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III 認知症看護・介護を担うスタッフの育成 |
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IV 介護保険施設における認知症高齢者のリスクとリスクマネジメントの実際
―全国調査の結果より
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質問に答える―1〜5 |