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AgeExchange(ロンドンの回想法センター)の元理事で回想法の指導者歴30年超のバーニー・アリゴが蓄積したノウハウのすべてを記した原案を、共著者が編集、さらに日本の実情に合わせて加筆。日本の読者のために、待望の教科書、“回想ワーカー”必携の手引きが誕生しました。
実例1〜9とアイデアのメニュー101種を掲載
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【著者】 |
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バーニー・アリゴ(Bernie Arigho)
精神科看護の学生時代に回想法を知り、高齢者看護を専門とする道へと進む。1990年、病院の看護主任として、高齢者のライフヒストリー情報をケアに活かす看護システムを立ち上げる。高齢者の回想が看護師に及ぼす影響(思い出を共有することの利点)についての研究により老人学修士(ロンドン大学キングス・カレッジ)。1992年、ロンドンのAge Exchangeの回想コーディネーターに就任。在任中指導的に関わったさまざまなケア施設での回想プロジェクトの数は300を超える。回想ワーカーの養成コースの構築にもあたる。諸外国の回想法センター立ち上げに関わり、英国方式による回想法の社会化の普及に貢献。2004年、Age Exchange理事(〜2009年)。出版物への寄稿、会議での発表、講演、メディアのインタビュー多数。現在は、回想法のコンサルタントとしてフリーランスの立場で活動している。
論文多数。著書:The Reminiscence Activities Training Manual, The Daily Sparkle 2011
梅本 充子 (うめもとみつこ)
日本福祉大学看護学部教授。三重大学医学部付属看護学校卒業、看護師。臨床看護師を経て、看護学校教員、名古屋女子大学講師、聖隷クリストファー大学准教授、2014年より現職。専攻は老年看護学。回想法の実践・研究の傍ら研修、講演など人材育成に取り組む。2002年国立長寿医療センターで回想法の研究事業に携わり、日本初の回想法センター(愛知県北名古屋市)で専任講師を務める。2004年から約10年間、岐阜県恵那市明智町回想法センターにて回想法を実施。2003年、2010年に日本認知症ケア学会・石崎賞を受賞。2017年「地域在住高齢者を対象とした健康支援のための回想法に関する研究」により博士(社会福祉学)。
著書:『グループ回想法実践マニュアル』(すぴか書房、2011年)、『地域回想法ハンドブック;地域で実践する介護予防プログラム』(分担執筆、河出書房新社、2007年)、『認知症予防のための回想法』(分担執筆、日本看護協会出版会、2013年)
中島朱美(なかしまあけみ)
山梨県立大学人間福祉学部教授。高齢者福祉の現場経験を経て、介護福祉士・社会福祉士の養成教育に携わる。日本福祉大学大学院社会福祉学研究科福祉マネジメント専攻修了(修士:福祉マネジメント)、同大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了(博士:社会福祉学)。2010年より現職。研究テーマは社会福祉(介護)労働、回想法、介護人材の定着支援など
著書:『学生・教員・施設職員のためのわかりやすい介護実習のすすめ方と記録の方法(施設編)』(改訂版、ふくろう出版、2015年)、『社会福祉職の職場ストレスと職場環境改善の視点』(一粒書房、2015年)、『子どもの豊かな育ちへのまなざし;スクールソーシャルワーク実践ガイド』(共編著、久美、2010年)『実践と理論から学ぶ高齢者福祉』(分担執筆、保育出版社、2009年)、『人口減少社会と地域の創造』(分担執筆、日本評論社、2016年) |
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【主要目次】 |
T.回想アクティビティ入門 |
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第1章 |
アクティビティとしての回想法
1.回想とは「詳しく思い出す」こと
2.追憶や回顧との違い
3.回想の価値
4.回想アクティビティ
5.精神療法的アプローチとの違い
6.回想アクティビティの参加者
7.回想アクティビティから得られるもの
8.創造性の発揮へ
9.オーラル・ ヒストリー |
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第2章 |
回想プロジェクト アクティビティの計画、実施、評価
1.企画立案
2.プロジェクトの概要
3.回想グループへの招待
4.アクティビティの実施計画 実例【1】〜【7】
5.単発で行なうセッション
6.計画に縛られない柔軟な対応
7.一連のセッションを終えた後で
8.評価 |
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第3章 |
回想ワーカーの役割と心得
1.パーソン・センタード・ケア
2.よいコミュニケーション
3.心からの興味
4.選択の尊重
5.忠実性と秘密保持
6.信頼関係の確立
7.辛い感情を伴う思い出に対して
8.決めつけない
9.暖かさとユーモア
10.回想を促すはたらきかけ
11.テーマの選択と絞り込み
12.想像力と創造力
13.コ・ワーカー
14.ミーティング
15.記録の工夫 .実例【8】・・・・ |
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第4章 |
アクティビティの展開 セッションの開始から終了まで 1.回想グループに「理想の姿」はありません
2.第1回のセッション
3.第2回以降のセッション
4.話し合い
5.回想の引き出し方
6.思い出を分かち合うために
7.メインテーマの決定
8.テーマの展開を促す方法
9.セッションの終わり方 |
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第5章 |
回想トリガー 1.音
2.匂い、香り、味
3.オブジェ
4.映像(写真、動画)
5.言葉
6.本と読書
7.新聞
8.外へ出かけましょう
9.回想コレクション |
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第6章 |
認知症ケアに活かす 1.認知症を患うとはどういうことか
2.認知症を患う人々の回想
3.認知症ケアにおける回想の意義
4.トラウマとなっている思い出への対応
5.非言語的コミュニケーションの重要性
6.穏やかな感覚刺激
7.無理は禁物 実例【9】
8.記憶の不思議
9.評価ツール
10.認知症を患う人と行なうアクティビティ
11.パフォーマンスのアクティビティ |
U.アイデアとヒント 回想アクティビティのメニュー101種 |
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付.INDEX |
アクティビティの分類と特徴別メニュー一覧 |
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