看護の今から未来へOriginalPublisherをめざす医学・看護学と関連分野の専門出版社 すぴか書房
チラシのPDFは こちら  
多留ちえみ  宮脇 郁子 [著]
B5判 2色 173頁 定価( 本体3,700円+税 )
ISBN978-4-902630-23-7
看護師が行なう療養支援は患者を理解することから始まり、患者自身持てる力を最大限発揮できるように関わることである。
自己管理行動を継続することは本人の生活にどのような影響があるのか、食べることはどのような意味を持っているのか。「患者に尋ね、教えてもらう」方法に徹した研究が重ねられた。そして、慢性看護の本質が問い直され、看護が変わる。

【著者紹介】たるちえみ(神戸大学大学院保健学研究科保健学研究員) みやわきいくこ(神戸大学大学院教授)
【目次構成
序章

患者の声に耳を傾ける

第1章

患者の行動と心理を知る
 1 食事療法を続けるということ
 2 患者が自ら行なっている工夫や努力 2型糖尿病患者の食事自己管理行動質問紙の作成
 3 運動療法(推奨された身体活動)に関する自己管理行動 2型糖尿病患者の身体活動調査票の開発
研究の要約●2型糖尿病患者の食事自己管理行動質問紙の作成 
研究の要約●2型糖尿病患者の身体活動調査票の開発

第2章

患者の経験を知る  肯定的な感情と否定的な感情 
 1 患者自身が語ることの意味
 2 患者の語りにみる自己管理行動に伴う経験
 3 助言の受け止め方
 4 患者の感情傾向と看護支援
 5 承認欲求を満たす 
研究の要約●2型糖尿病患者の自己管理行動の実施に伴う経験

第3章

食事療法の負担感に焦点をあてた面接
 1 食事療法に伴う患者の負担感
 2 負担感の表出 否定的な感情を語ることの効果
 3 頑張る力を充填する 
研究の要約●2型糖尿病患者の食事療法負担感尺度の開発

第4章

看護研究と実践 
 1「自己管理行動」に研究の焦点が定まるまで
 2 患者に学ぶ 選択肢は患者自身の経験の中にある
 3 慢性看護研究の原動力 

第5章

研究結果の解釈と活用 
 1 食事摂取量に関係する要因
 2 食事に関する自己管理行動の特徴
 3 肥満度(BMI)と運動量(歩数)と食事摂取量との関連
 4 自己管理行動を規定する背景要因
 5 食事の内容 メタボリックシンドロームとの関連
 6 食事療法と運動療法の併用効果
 7 塩分制限の効果

  第6章

患者教育  慢性看護学における基本概念 
 1 食事療法の困難性
 2 diseaseとillness
 3 療養支援における患者教育の本質
 4 適応
 5 適応を妨げているもの
 6 質問のスキル
 7 患者の考えを聞く 行動には必ず意味がある
 8 スティグマ stigma
 9 リフレクション 看護師自身の成長を可能にするもの

  第7章

現代の食生活と生活習慣病  同時代を生きる人間としての療養支援
 1 社会構造の変化と私たちの生活
 2 遺伝的要因と環境的要因
 3 食物と食事を取り巻く状況
 4 食品に対する不信と不安 健康志向の高まりの中で
 5 食を大切に 2型糖尿病の療養支援者として

付録

療養支援に活かす質問用紙
 自己管理行動質問紙
 食事療法負担感質問紙
 修正版簡易食事摂取調査票

【推薦文/書評】
  “看護実践の科学”8月号に『看護師が行なう2型糖尿病患者の療養支援』の書評が掲載されました。
評者は数間恵子(前東京大学大学院教授)氏、「療養支援から考える看護の“核”と題して。書名に「看護師が行なう」と記されていることを「不思議に思われる方もおられるでしょう」という書き出しで、本書の趣旨を一気につかんだうえで、特徴的な内容について的確に紹介して、その意義を述べてくださっています。そして最後にこう付け加えておられます。「2型糖尿病の人々の療養支援において看護師が行なうことは何かを通じて看護の核を探求しており、ウィーデンバック『臨床看護の本質―患者援助の技術』を思い出す1冊でもあります。」

 

反響(推薦、書評)
・・・『看護師が行なう2型糖尿病患者の療養支援』の書評を宮田哲先生(JCHO大阪病院内科診療部長、日本糖尿病学会専門医・指導医)が寄せられました。
 指導ではなく療養「支援」という言葉が使われていることに着目して本書の意図をくみ取り、本書には「患者の葛藤を感じて、それに寄り添う」支援する者としての「覚悟とそれを克服するスキルが、著者の体験談に基づいて、随所にちりばめられている」と評され、推薦の言葉を添えてくださっています。全文をPDFでお読みください。
 宮田哲:『看護師が行なう2型糖尿病患者の療養支援』書評(PDF)こちら


このページのトップへ

HOME | 出版目録ご注文ニュース ログ編集雑記会社案内プライバシーポリシー| サイトマップ
Copyright 2004-2006 SPICA-SHOBAU. All rights reserved