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統合失調症急性期治療の要は、 一貫した方針の下に確かな手厚いケアを提供することです。しかし、そのような看護をしたいと願いながらも、日々の臨床では、援助になっているのだろうか?もっと有効な手立てはないのだろうか?
という疑問や悩みが渦巻いています.。
……本書は、それにしっかりとこたえます。 |
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ケアの担い手である看護者の基本的考え方は、とりわけ精神科領域においては重要な意味をもちます。ですから、理屈抜きのハウ・ツー本は、使いやすそうにみえても、実は役に立たないことが多いのです。本書の特徴は、統合失調症急性期看護の「なぜ」「何のために」「どうするか」を明快に解説しています。
……「わかれば、できる。」のです。 |
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発病(急性状態)時から寛解期後期までの各段階別と、患者の状態別の2方向から、必要な看護をひくことができ、立体的な理解により、有効なケアプランが作成できます。本書の考え方をチームで共有すれば、急性期も確かな見通しをもってケアを展開できるでしょう。 |
【編著者】 |
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あぼじゅんこ:北海道医療大学看護福祉学部教授
さくまえりか:北海道医療大学看護福祉学部准教授 |
【主要目次】 |
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はじめに |
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第1部 統合失調症急性期看護総論 |
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第2部 ケアの方法 |
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-統合失調症急性期看護マニュアル-
◆回復過程の各段階における看護の原則と具体策 |
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発病(急性状態)時
臨界期
寛解期前期
寛解期後期 |
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◆状態別ケアプラン |
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症状群- |
幻覚・妄想状態/疎通性の無さ/躁状態/ひきこもり/昏迷・亜昏迷状態 |
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現象群- |
興奮/攻撃・暴力/落ち着きの無さ/奇妙な行動/おびえ/自殺企図/自傷行為/激しい身体消耗 |
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第3部 事例集
付録1 用語集
付録2 精神科看護に関連する法律 |